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第3日目−1 ピン河の舟遊び |
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ゾウにのるツアーに行ったグループは、朝食抜きで早く出発していった。
残った4人、今朝はホテルの朝食はとらない。 そのままピン河沿いの街を見に行く。そこで朝食しようという計画である。
ホテルの近くでタクシーを拾う。 女性の運転手に新鮮な驚きである。 初めてのタクシーだがメーターがない。 やはり交渉となり、100バーツで行くという。 これではトクトクよりも安いではないか。 運転手さんは我々が今夜ナイト・サファリに行くことを知ると、600バーツでどうかと言ってきた。 熱心な商売心である。 感謝しながら断った。 タクシーはターペー通りを東に向かう。 ピン河にかかるナワラット橋には、両側の欄干から歩道に向かって、さかんに霧が吹き付けられている。 涼しさの演出だろうか。 吹きさらしの河の上という場所を考えると、その効果がよく判らなかった。 タクシーはナワラット橋を右に折れて、駐車場へと乗り入れて止まった。 しかし、我々の行きたいのは橋の左側、つまり北側なのである。 まだ店は開いていない。 川岸を散歩するのも悪くないので、ブラブラと歩くことにする。 ターペー通りを超えると、しばらくは何もない。 このままで良いのかと思って歩いていると、川岸のほうに喫茶店のような建物が見えてきたが、残念ながら何処もまだ閉まっている。 右手には古い建物が並んでいる。 古い建物を土産物屋に使っているようで、まだ閉まっているが、なかなかに良い雰囲気である。 少し歩くと、川側に洒落たホテルのような建物が見える。 入り口は狭く、奥の様子がわからない。 しかし、いかにも洒落ているのだ。 みな興味津々である。 入ってみる。 朝食ができるかとフロントに聞くと、OKとの返事。 ではと、中へと進んでいく。 うん、良い感じ。 川岸にテラス状の小さなレストランが広がっていた。
朝食のセットメニューで360バーツである。 昨日食べたビーフンが50バーツくらいだから、めちゃくちゃ高いのである。 しかし、初老人たちは怯むことなく、果敢に朝食を注文した。 ボクなどアラカルトにしたので、530バーツも取られてしまった。 しかし、充分にリッチな朝食で、全員満足、満足だった。 ここで1日早く来ていたメンバーが帰路につく。 トクトクをひろってホテルへと帰っていった。 残った我々も、ピン河のクルーズを楽しむべく、トクトクを拾って船着き場へと向かう。 さっきの橋を渡り、ターペー通りを南へと折れる。 5分も走っただろうか。 ワットチャイモンコン寺院の中にある船着き場に到着。 10時に出発するという。 あと10分である。 250バーツを払って船に乗り込む。 茶色い水がゆっくり流れている。 どちらが上流で、どちらが下流だかわからないほど、静かな水面である。 川幅も広い。 10人の客を乗せて、エンジン音を響かせて動きだした。 ガイド付きの4人グループと、3人のグループ、それに我々である。 チェンマイは白人観光客が多いが、この船も我々以外は白人である。 ピン河の右岸には多くのレストランが軒を連ねている。 左岸には市場などが見えているが、やがて郊外へ出たようで建物はまばらになる。 たまに出現する建物は、モダンなデザイナー・ホテルのようだ。 河に面してプールがあるらしい。 メイドさんが部屋の掃除をしているのが見える。 のどかな風景である。 途中、工事箇所を通過。 約1時間で、折り返し地点に到着。 農家を改造したようなお店である。 スイカとパイナップル、それによく判らなかったお茶のようなものがでた。 すでに使われてはいないだろう農具が展示されている。 我が国でも似たような機具が使われていたと、農業の共通性を感じる。 帰りの船はどうなるのだろうか、とちょっと不安になった頃、乗船の案内があった。 帰りは船足もいくらか速く感じたが、途中で降りるグループがあった。 市場の近くのようなので、我々も下船することにする。 船着き場から上に上ると道路で、まさに市場の前であった。 ここでトクトクをひろってホテルへと戻る。 |
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