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第3日目−3 ナイト・サファリへ |
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ナイト・サファリ到着。
運転手さんが駐車場のここに10時集合です、と確認。 そのあとアプローチをゾロゾロと上っていく。 入り口で800バーツのチケットを渡されて、中に入ると自由行動となった。 正規の入場料金は500バーツのはずだが、旅行代理店を通すとマイクロバス代350〜400バーツが加算されるようだ。 チケットには外国人800バーツと印刷されているので、サファリ・パークとのあいだで約束ができているのだろう。
タイガー・ショーが行われているというので、虎の檻のほうへと歩いて行く。 あたりは薄暗く何だか不気味である。 大勢の人垣ができており、その先には大きな檻があり、白い虎がショーの最中だった。 しかし、10分とたたないうちに終わってしまった。 今日のタイガー・ショーはこれで終わりだという。 ガッカリ。 チップを渡した人が、順に檻の中に入っていく。 虎と頬ずりしながら、虎とのツーショットに納まっている。 しかし、皆が皆こわごわ、恐る恐るで、その様子がおかしい。 お金を払って、虎の隣まで行ったのは良いが、間近で見る虎はすごい迫力なのだろう。 薄暗い中を中庭に戻る。 東南アジア各国の服装に身を包んだ美女たちが、照明に照らされながら舞踊を見せている。 皆スタイルも良いし、すごい美人である。 カトゥーイらしき人も混じっているのが、いかにもタイらしい。 夜のサファリを周遊するバスが出発する時間である。 タイ語で案内がつくバスと、英語版のバスがあり、とうぜん英語版のバスに乗る。 5分もしないうちに出発である。 ほぼ真っ暗といったなかで、バスは静々と進む。 突然に、ガイドさんの声が聞こえる。 しかし、訛りが強く、動くバスの両側に見るべきものが現れるので、なかなか聞き取れない。 その先には何かがいるのだが、何だか判らないことも多い。 やがて何か動いた気配がすると、大きな犬くらいの動物がいた。右に左にと次々にライトが照らされる。 徐々に慣れてくると、動物が直ぐに判るようになる。 途中でニンジンなどの餌を売っており、シマウマやキリンはバス近くまで来て、その餌をねだる。 大きな顔をバスの中まで入れてこられると、皆ビックリして驚き声を上げて、ズズッと退いてしまう。 草食動物はおとなしいと判っていても、間近で見る動物たちの迫力に負けてしまう。 キリンの顔など50センチ以上の長さがあり、ど迫力に脅えながら餌のニンジンをさしだす。 バスのあちこちで歓声が上がる。 夜のサファリは動物たちが、自由に行動している時間である。 ライトを消して走っているあいだは真っ暗だから、1人だったらと思うと恐ろしい。 さすがにライオンや虎といった肉食獣は、堀の先の遠くのほうにいる。 熊は何頭もいるが、やはり遙か彼方である。 カバが近くで口を開けた。 その口に向かって、バスの中から餌を投げる。 最初の30分くらいのコースが終わって、次には別のコースを走るバスに乗る。 南ゾーンと北ゾーンに分かれているらしい。 どちらが南で、どちらが北だかわからないが、とにかく乗ってしまう。 今度のガイドさんは女性で、やっぱり英語が聞きにくい。 でも実物が目の前に現れるので、充分に楽しめた。 ここでは中国人の観光客が多かった。 すでに誰もいなくなった中庭をとおって、入り口のゲートのほうへと向かう。 途中で、セグウェイのデモをやっていた。 人気の少なくなったサファリをあとに駐車場へと向かう。 我々が先着で、約束の場所には誰もいなかった。 徐々に集まりだしてきた。 運転手さんが全員集合ですね、と念を押して発車したら、若い男性がいないという声が上がった。 ゆっくりと動く車窓を見ると、大きな男性がドアに手をかけているではないか。 危うく置いていくところだった。 こんな所に置いて行かれたら、と思っただけでも鳥肌が立ちそうだった。 帰りは順調に走ってきた。 我々は乗った場所ではなく、シリランナー・ホテルで降ろしてもらう。 すでに11時過ぎである。近くのレストランで、遅い夕食をする。 近くのテーブルでは、若い白人の女の子たちが、お喋りに興じている。 彼女たちにとっては、まだ宵の口なのだろう。 我々はホテルに戻って、ベッドに潜り込むことにした。 |
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