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第2日目−1 シリランナー・ホテルについて |
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古き良きシリランナー・ホテルについて書いておくべきだろう。
このホテルは、AGODA を通じて予約を入れた。 初老人の旅行では、1泊1万円以下を目途にしている。 このホテルも宿代は1万円だったが、サービス料や税金が25%かかってしまった。 サービス料や税金の25%はタイの全ホテルに共通である。 シンガポールのラッフルズ・ホテルとまでは行かないが、かつては相当に高級なホテルだったと思う。 最近でこそ、大型ホテルが流行って金持ちの客は郊外に出て行ったが、便利な立地はさすがに伝統的な貫禄であろう。 こぢんまりしているが、使いやすい良いホテルだと思う。
家具類にはさまざまな彫刻がほどこされ、実に手の込んだ細工がなされていた。 手入れには若干問題があったが、最初の建築が良かったのか、廊下を歩いても軋み音などまったくせずに、往時の残香は充分に味わえた。 各部屋の扉も、今は懐かしい框を廻した唐戸で、しかも鍵は南京錠だというのが泣かせた。 部屋は充分に広く、キングサイズの天蓋ベッドを入れても余裕であった。 設備は浴槽や便器などは新しくなっていたが、配管は最新式というわけにはいかないらしく、お湯がでるまでにはいくらか時間がかかる。 そして、便器の隣にはゴミ箱が置いてあるから、やっぱりトイレットペーパーを纏めて流さないで欲しいらしい。
最終日の12時にチェックアウトしてから、飛行機の時間まで街を歩きたいというと、着替えのための部屋を貸してくれて、シャワーも浴びて良いという。 全員が感謝して使い、料金を聞くとサービスだという。これには驚いてしまった。 もう一つ付け加えると、チェックアウトしてから、プールを使い、プールサイドにコーヒーを運んでもらったが、これもタダだったのである。 しかも、レンタル水着がないかと聞くと、ないという返事と共に、ショートパンツでも良いんじゃないかという。 というわけで、小生はショートパンツ風のパンツで、冷たいプールの水に入ってしまった。 こうした一連の対応が、いかにもゆったりとして心が和むのである。 予約には朝食は含んでいないということだったが、実際はバイキング・スタイルの朝食込みであった。 食事は特別に美味しいというわけではないが、コンチネンタル・スタイルとして充分に及第点のつく内容で、全員が満足だった。 ここまでがシリランナー・ホテルの感想である。 |
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