初老人たちのチェンマイ旅行
2015.3.31−記
第1日目 チェンマイに到着 ナイト・バザーへ
第2日目 シリランナー・ホテルについて 市場から昼食へ 北部料理と美女たち
第3日目 ピン河の舟遊び 再びピン河へ ナイト・サファリへ
第4日目 旧市街探索 プールで 最後の食事
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第2日目−1   シリランナー・ホテルについて  

 古き良きシリランナー・ホテルについて書いておくべきだろう。
このホテルは、AGODA を通じて予約を入れた。
初老人の旅行では、1泊1万円以下を目途にしている。
このホテルも宿代は1万円だったが、サービス料や税金が25%かかってしまった。
サービス料や税金の25%はタイの全ホテルに共通である。

 シンガポールのラッフルズ・ホテルとまでは行かないが、かつては相当に高級なホテルだったと思う。
最近でこそ、大型ホテルが流行って金持ちの客は郊外に出て行ったが、便利な立地はさすがに伝統的な貫禄であろう。
こぢんまりしているが、使いやすい良いホテルだと思う。

シリランナー・ホテルの玄関

 室内には紫檀など南洋の堅木をふんだんに使って、床には贅沢にも幅広の板が敷かれていた。
家具類にはさまざまな彫刻がほどこされ、実に手の込んだ細工がなされていた。
手入れには若干問題があったが、最初の建築が良かったのか、廊下を歩いても軋み音などまったくせずに、往時の残香は充分に味わえた。

 各部屋の扉も、今は懐かしい框を廻した唐戸で、しかも鍵は南京錠だというのが泣かせた。
部屋は充分に広く、キングサイズの天蓋ベッドを入れても余裕であった。
設備は浴槽や便器などは新しくなっていたが、配管は最新式というわけにはいかないらしく、お湯がでるまでにはいくらか時間がかかる。
そして、便器の隣にはゴミ箱が置いてあるから、やっぱりトイレットペーパーを纏めて流さないで欲しいらしい。

シリランナー・ホテルの室内
 大規模ホテルにはない身近なサービスで、優しいタイ人の心根が良く伝わってくる。
最終日の12時にチェックアウトしてから、飛行機の時間まで街を歩きたいというと、着替えのための部屋を貸してくれて、シャワーも浴びて良いという。
全員が感謝して使い、料金を聞くとサービスだという。これには驚いてしまった。

 もう一つ付け加えると、チェックアウトしてから、プールを使い、プールサイドにコーヒーを運んでもらったが、これもタダだったのである。
しかも、レンタル水着がないかと聞くと、ないという返事と共に、ショートパンツでも良いんじゃないかという。
というわけで、小生はショートパンツ風のパンツで、冷たいプールの水に入ってしまった。
こうした一連の対応が、いかにもゆったりとして心が和むのである。

 予約には朝食は含んでいないということだったが、実際はバイキング・スタイルの朝食込みであった。
食事は特別に美味しいというわけではないが、コンチネンタル・スタイルとして充分に及第点のつく内容で、全員が満足だった。
ここまでがシリランナー・ホテルの感想である。
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