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第4日目−3 最後の食事 |
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夕方に全員集合。
チェンマイ国際空港から発つのは、8時50分である。 それまでずいぶんと時間があるので、夕食を食べに行くことになった。 ガイドブックから鳥料理店を探して出かけた。 ターペー門の北へと歩く。程なく見つかった。 しかし、ガイドブックに書いてあるほどではなく、ガッカリした。 この店で、日本人の大学生に声をかけられた。 1人で卒業旅行らしい。海外を1人で旅行していると日本語欠乏症になって、日本人を見ると話しかけたくなるという。 まさにその通りである。 彼はさかんに旅の話をして、楽しかったという。 また、若者の旅は貧乏である。 お金がないともいっていた。 良い奴そうだったが、しばらく話しているうちに、ちょっと疑問が頭をもたげてきた。 日本人旅行者を相手にした寸借詐欺ではないだろうか。 そんな気がしてきたのだ。 話の内容にとりとめがなく、韓国人や中国人とは話ができたが、英語ができないので白人とは話せない。 昨日やっとエクアドル人と話したという。 エクアドル人ならスペイン語だろう。 この鳥料理店は安宿も兼ねていて、白人たちがまわりにウロウロしている。 彼(女)らには挨拶もしないのだ。 エクアドル人と話ができて、他の白人と話ができなというのは変ではないか。 ボクなんか韓国語も中国語もできないから、韓国人や中国人と話すときにも英語である。 他にも何だか怪しいことを言っている。 そう感じたのはボクだけではなかったようで、彼と別れた後で何人かの初老人たちから、彼は変じゃないかという言葉が上がった。 ホテルに戻って、預けていた荷物をとる。 また、着替えのために1部屋貸してくれたので、全員がシャワーを浴びてさっぱりして、着替えが完了。 すると玄関には豪華なマイクロバスが待っていた。 シャワーを使わせてもらったので部屋代を訪ねると、無料サービスだという。 これには驚いた。 おもわず100バーツのチップを渡してしまった。 シリランナー・ホテルは30部屋くらいしかないせだろうか。 とても家庭的な雰囲気で、従業員たちも自然な暖かさを感じさせる。 ワイをするにもマニュアル通りの対応ではなく、何とはないノンビリした自然さである。 チェンマイに行ったら、また泊まろうと思わせたホテルだった。 チェンマイの飛行場は市内から近く、車で15分くらいしかかからない。 国際空港であるが、バンコックへ行くので国内線のほうへマイクロバスを着けてもらった。 しかし、バンコックに宿泊しない場合には、国際線扱いで出国手続きはチェンマイで行うという。 そのため、国際線のカウンターへといく。 到着時には、バンコックで入国手続きをしたが、出国の場合には手続きが違うようだ。 タイ航空121便は、8時50分の定刻に離陸し、10時10分にバンコクのスワンナプーム国際空港に着いた。 飛行場の端から端まで移動するので、乗り換え時間が1時間しかない。 最終搭乗のアナウンスが流れるなか、大あわてで682便に滑り込んだ。 今回は初々しい初老人予備軍が参加した。 数年の年齢差は、明らかに体力差となって現れていた。 元祖初老人たちも、はや70歳の声を聞こうという年齢である。 楽しく旅を続けられるのも、いつまで続くだろうか。 |
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