平日のビルマ
14.パガン遺跡−2

 暑いパガンでも、遺跡の中にはいると、ひやりとして涼しい。突き固められた床の上を歩きながら、光の入ってくるほうを見る。天井まで施された壁の文様。それぞれの遺跡の持つ意味はよく判らないが、すがすがしい空気が流れている。黙って頭を下げる。

 室内こそ三脚を立てたいのだけれど、こうした遺跡の室内では三脚禁止のところが多いので、壁に寄り添ってしっかりカメラを固定して、そっとシャッターを押す。

 写真の解説はページの下にもあります。

1995年−個展の案内
1.ヤンゴンを走るバス
2.ヤンゴン港で走る舟
3.荷物を頭上で運ぶ男
4.バスの中の坊さんたち
5.日陰を求めて
6.普通の家でも、坊さんがいる
7.長距離でもバスが足である
8.トラックのバスに乗る
9.水をくんで家まで運ぶ少女
10.牛はゆうぜんと寝そべる
11.パガンの子供たち
12.イラワジ川の近くのパゴタ
13.パガン遺跡−1
14.パガン遺跡−2
15.パガンの落日
 パガン遺跡は長年にわたって建設されたので、さまざまな形や色など、じつにバラエティがあります。ミャンマーの最大の観光資源で、海外から観光客が訪れますが、受け入れ施設は充分に整っているとは言えません。バックパッカー相手の宿泊施設しかないと言っても過言ではありません。そのため、飛行機で行って、その日に帰ってくるようなことになりかねません。
 
 三大仏教遺跡の1つと言っても、簡単に行けないため、観光客が限られます。まず、 ヤンゴンまで飛行機で入って、あとはバスでパガンに向かうか、オンボロ列車でターズィーまで行き、そこからトラックバスでいく。いずれにしても、厳しい旅行になることは覚悟しておいた方が良いでしょう。
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