地方に行くと、電気はもちろん水道も引かれていません。集落のはずれにある水場まで、牛車が水を運びに行きます。この水といっても、我が国のような透明の水ではなく、茶色に濁っています。しかも、渇水期になると、この水も干上がってしまうことがあります。するともっと遠くまで行かなければならなくなります。 |
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村の水場に近い住まいからは、少女が水汲みに通います。天秤棒に石油缶を振り分けにして、ゆっくりと自分の家まで水を運びます。子供いえども、りっぱな労働力です。子供が学校に取られてしまうのを、親たちが歓迎しないのも理解できます。 |