平日のビルマ
5.日陰を求めて

 当時の旅行は安かった。飛行機代を入れても、10日間で10万円しなかった。そのうち半分は飛行機代で、成田までの往復にも1万円近くが消えていた。だから、アジアで使ったお金は4万円くらいだったのだ。

 仕事を所員に押しつけて、お客さんを調整して、何とか休みをひねりだして旅にでていた。おかげで徐々に仕事量は減っていった。

 写真の解説はページの下にもあります。

1995年−個展の案内
1.ヤンゴンを走るバス
2.ヤンゴン港で走る舟
3.荷物を頭上で運ぶ男
4.バスの中の坊さんたち
5.日陰を求めて
6.普通の家でも、坊さんがいる
7.長距離でもバスが足である
8.トラックのバスに乗る
9.水をくんで家まで運ぶ少女
10.牛はゆうぜんと寝そべる
11.パガンの子供たち
12.イラワジ川の近くのパゴタ
13.パガン遺跡−1
14.パガン遺跡−2
15.パガンの落日
 ヤンゴンの夏はものすごく暑いので、雨宿りならぬ日宿りがしばしば行われています。こんな暑い中で働いたら、たちまち熱中症で倒れてしまいます。そこで、この男性のように、釣り鐘の下に涼を求めることになります。  ミャンマーは敬虔な仏教国です。至る所に寺院があり、多くの人が祈っています。ここも寺院なのですが、ときには釣り鐘のこんな使い方もあります。
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