平日のビルマ
12.イラワジ川の近くのパゴタ

 モノクロ写真は、独特の味わいがある。色がないだけに、何よりも想像力をかき立ててくれる。バライタ印画紙にこっくりとした色が浮き出るとき、撮影したときをもう一度思い出す。

 いまではデジカメに変えた。デジカメは便利である。色もきれいだ。もちろんモノクロにも焼けるから、表現の幅が広がった。何よりも暗室作業から解放されたのが大きい。

 写真の解説はページの下にもあります。

1995年−個展の案内
1.ヤンゴンを走るバス
2.ヤンゴン港で走る舟
3.荷物を頭上で運ぶ男
4.バスの中の坊さんたち
5.日陰を求めて
6.普通の家でも、坊さんがいる
7.長距離でもバスが足である
8.トラックのバスに乗る
9.水をくんで家まで運ぶ少女
10.牛はゆうぜんと寝そべる
11.パガンの子供たち
12.イラワジ川の近くのパゴタ
13.パガン遺跡−1
14.パガン遺跡−2
15.パガンの落日
 かつてミャンマーにはパガン王国が栄えていました。その栄光は、パガンにたくさんの遺跡となって残っています。イラワジ川があったので、水の心配がなかったためか、いや、洪水にみまわれたかもしれないけれど、それでも水は有り難かったのでしょう。
 イワラジ川のほとりに建つ小さなパゴタです。いまでは子供たちの良い遊び場になっています。この白さを保つには、きちんとした手入れがなされているはずで、パガンの人たちの信仰心を感じます。
雨中居のトップに戻る

次へ