平日のビルマ
13.パガン遺跡−1

 遺跡の写真は光との勝負である。おそらく真上からの陽光はダメだろう。やや傾いた光が遺跡に陰影をつくる。それが得も言われぬ風景をつくるのだ。人が視界から消えるのを待つように、光が望む角度になるように、ねらったシーンでカメラを構えて待っている。

 光を考えることは、デジカメでも変わらない。光をコントロールすることが、写真に命を与える。

 写真の解説はページの下にもあります。

1995年−個展の案内
1.ヤンゴンを走るバス
2.ヤンゴン港で走る舟
3.荷物を頭上で運ぶ男
4.バスの中の坊さんたち
5.日陰を求めて
6.普通の家でも、坊さんがいる
7.長距離でもバスが足である
8.トラックのバスに乗る
9.水をくんで家まで運ぶ少女
10.牛はゆうぜんと寝そべる
11.パガンの子供たち
12.イラワジ川の近くのパゴタ
13.パガン遺跡−1
14.パガン遺跡−2
15.パガンの落日
 パガン遺跡は、世界三大仏教遺跡のひとつと称されており、3000近くの大小さまざまな仏教遺跡が林立している。広いパガンに点在する遺跡は、11〜13世紀に建てられたと言われています。歩いて廻るにはちょっと広すぎるので、馬車にのって廻ることになります。  遺跡のいくつかは内部に空間を持ったり、屋上に出ることができるようになっています。しかし、政府に文化遺跡への関心が薄く、かろうじてユネスコが補修をしている程度です。
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