平日のビルマ
2.ヤンゴン港で走る舟

 写真を撮るようになって、どのくらいたっただろうか。いつの間にか、東南アジアへの貧乏旅行をするようになっていた。年に2回くらい、格安航空券を手に東南アジアを訪れた。タイのバンコックが東南アジアの入り口で、当時はスワンナプーム国際空港が完成しておらず、ドンムアン空港だった。

 ドンムアン空港に着くと、空港前の駅からタイ市内のホアランポーンへ駅へと向かったのだ。バンコックには長居することは少なかったので、カオサンにはあまり縁がなかった。

 写真の解説はページの下にもあります。

1995年−個展の案内
1.ヤンゴンを走るバス
2.ヤンゴン港で走る舟
3.荷物を頭上で運ぶ男
4.バスの中の坊さんたち
5.日陰を求めて
6.普通の家でも、坊さんがいる
7.長距離でもバスが足である
8.トラックのバスに乗る
9.水をくんで家まで運ぶ少女
10.牛はゆうぜんと寝そべる
11.パガンの子供たち
12.イラワジ川の近くのパゴタ
13.パガン遺跡−1
14.パガン遺跡−2
15.パガンの落日
 ヤンゴンは首都でした。この写真はヤンゴンの港で撮ったもので、釣り船でもないのに、手漕ぎの舟が現役でした。このオールを見てください。この舟で荷物を運んでいたのです。しかも、この写真を撮った後で、ボクは私服の公安警察に撮影禁止場所でシャッターを切ったと、詰め所に連行されたのです。   ヤンゴンの春から夏にかけては、非常に暑いのです。6月など、我が国の夏より暑いのではないでしょうか。暑い中でも、人々は黙々と働いています。次の写真を見てください。働くガッツが入ります。
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