第10日目(9月17日:土)
Red Roof Inn をチェック・アウト。
今朝のタクシー運転手は、昨日とも違う女性である。
すでに老女と言ったほうが良いかも知れない。
新しい道に入るから、抜け道かなと思っていると、行き止まりで引き返す。
変な運手主なのだ。
しかし、無事ワンダーランド駅に到着。
昨日調べた通り、ブルーラインをエアーポート駅で降り、シルバーラインで南駅へと向かう。
荷物を預けて身軽になる。
そして、街へと歩き出す。
昼食を食べようとするが、土曜日の午前中ということか、街は閑散としている。
やっと見つけたカフェで、ホット・サンドとハム入りクロワッサンを食べる。
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コモンを手入れする人 |
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長閑な日差しである。
コモンの野球場で、男女込みでソフトボールをやっている。
それを見ながら、ブラブラと歩いていたら、道に迷ってしまった。
このあたりは道が直交していないので、方向感覚が狂いやすいのだ。
若者3人組に南駅を聞いたら、まったく反対の方向を教えられた。
もう一度、近所の中年男性に聞くと、歩くにはちょっとあるので、地下鉄に乗るように薦められる。
パーク・ストリート駅まで歩いて地下鉄に乗る。
南駅に着いたら荷物を受け取って、グレイハウンドに乗るだけだ。
これで今回の旅行は実質的に終わりである。
グレイハウンド・バスは来た道とは少し違うコースでバーリントンに向かう。
良く喋る女性が乗っており、相手にされる女性はちょっともてあまし気味。
7時頃、バーリントンの飛行場に到着。
そこには、友人と娘の旦那が待っていてくれた。
今夜は最後の晩だと言うことで、娘夫婦が夕食の席を設けてくれた。
かつて彼女が働いていた中華料理店である。
友人と友人の娘夫婦、それに我々の計5人で、アメリカ最後の食事をする。
娘の旦那が何を食べると聞いたので、テーブル以外の四つ足と飛行機以外の空を飛ぶ生き物なら、何でも食べると答えたが、英語力の不足か冗談だと通じなかった。
中華料理店だが、わさび味の豆が食前に出た。
娘の旦那は日本刀など日本文化に興味があり、日本語はしゃべれないが、ある程度日本を知っている。
そこで、前の冗談に懲りずに、わさびとはワビとサビからできており、日本の伝統的な味だと言ったが、これも冗談とは通じなかった。
しかし、話は分かったようで、ワビとは何かという話になってしまい、ワビを説明するのに苦労した。
ということで、アメリカ最後の晩はふけていった。
第11日目(9月18日:日)
デトロイト行きの飛行機は、バーリントン発12時25分である。
10時過ぎには、飛行場へ行こうと言うことになり、娘夫婦が飛行場まで送ってくれる。
バーモント名物のメープル・シロップをお土産に持たせてくれる。
友人と娘は、また長い別れになる。
ERJ145からジャンボへと、デトロイトで乗り換え。
長い長い飛行時間をかけて、アメリカ大陸と太平洋を超えて、19日月曜日の夕方6時頃に成田に着いた。
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