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ダバオ雑感−6 |
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サマル島にて
ダバオ市の前にはサマル島が見える。 結構大きな島で、フェリーが頻繁にでている。 ものの10分で着くフェリーの運賃は1人10ペソ。 市内からはサマル島観光のバスがでており、それに乗れば船着き場で降りることなく、50ペソでサマル島の中央部まで連れて行ってくれる。 サマル島へ入ると、大きな荷物を持って降りる人が何人もいる。 乗り合いバスの役割もはたしているらしい。 終点のショッピング・モールで降りて海岸へと歩く。 海水浴場らしき場所にはバンガローのような施設があり、多くの家族連れがバーベキューを楽しんでいる。 ここでも家族たちは大人数で、家族毎に一塊になっている。 小さいながら市場がある。 ノコギリの目立て屋があるので、声をかけて写真を撮らせてもらう。 ベトナムは弓鋸だったが、ここではアメリカ式の押して伐る三角形のタイプである。 ペンチのような道具でアサリをだし、グラインダーで刃先を磨っていく。 海岸線を歩くと、住宅が並んでいる。 庭先で女性たちが麻雀をやっている。 裕福な人たちらしい。 大歓迎してくれる。 ここでも既婚か否か問われ、奥さんはフィリピーノかと質問された。 顔写真は恥ずかしいからダメだが、麻雀の牌なら良いという。 笑い声が絶えない。 ダバオではまず中国人か、韓国人かと聞かれることが多かった。 日本人だと答えると、おーそうか、「こんにちわ」とか言ってくれる。 しかし、2000年頃には、まず日本人かと聞かれ、韓国人かと聞かれることはなかった。 やはり日本人のイメージが薄くなっているのだろう。 そう言えば、韓国人がセブにつくった英語の語学学校が有名になっている。 恐るべし韓国である。 ダバオ公共市場 中華街の近くには大きなパブリック・マーケットがある。 野菜コーナーとか肉コーナーといった具合にゾーニングされており、たくさんの品物が並んでいる。 市場の半分位を占めるのが、食べ物屋である。 しかし、肉コーナーの近くにあるせいか臭いがきつい。 しかも、コンクリートの剥がれた床には、泥水がたまっている。 そんな環境でも、地元の人たちが元気に食事をしている。 地元の人が食べていれば、大丈夫だというのがボクのポリシーなので、ボクも地元の人に混じって食べることにする。 隣の人が食べている麺をたのむ。 25ペソ(63円)である。 タイやベトナムと比べると、残念ながらダバオは美味とは言えない。 単調な味で油分が強く、ボクのような老人向きではなかった。 最終日 今日は最終日。今までTシャツに長めの短パンで歩き回ってきた。 気さくに笑顔を見せてくれていた現地の人だが、こちらがTシャツからプレスの効いたYシャツ姿になると、心なしか笑顔が少なくなり距離が遠くなったような感じがする。 ホテルで精算をした。明細には16,999.09ペソと書かれているが、請求書には17,000ペソと書かれていた。 キョトンとしていると、16,999.09ペソだから17,000ペソじゃないかと自信をもって言う。 1ペソ(2.5円)くらい切り上げても良いだろうというわけだ。 いかにもフィリピン的だと、呆気にとられながら納得することにする。 飛行場まで公共交通機関はないから、タクシーということになった。 |
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