このホテルは、料金に朝食が含まれている。
レストランに行くと、すでに半分くらいの席が埋まっている。
2日目の朝見たのと同じように、日本人が現地の女性とテーブルに座っているシーンが目に入った。
後朝の別れの前に、一緒に朝食をというのだろう。
2日目の男性は若くて貧乏そうだったが、ここの男性は物慣れたオジサンだった。
言葉も怪しい海外で、たった1人で行動するのは、なかなかに大変で心細いことだ。
事の善悪はともかく、日本人男性が1人で海外まで女性を買いにくる。
しかも、後朝の別れの前にホテルで朝食をする。
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王宮近くの街の風景 |
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チャオプラヤ川にかかる橋 |
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チャオプラヤ川にかかる橋の上から |
今まで白人たちがホーチミンの女性を連れて、サパなどへと旅行しているのを見てきた。
日本人も海外慣れというか、悪所遊び慣れというか、人種差別意識というか、そういったものを持ちはじめたのだろうか。
複雑な感興に襲われた。
今日はバンコック最後の日。
すでに王宮へは行ったこともあるが、王宮でマッサージをしてもらうのも良いかなと思って、ホテルを出発。
いままで歩いたことない地域を歩こうと、地下鉄のウォンウィエン・ヤイ駅で降りる。
郊外列車の発着するウォンウィエン・ヤイ駅へと向かう。
駅の名前は同じだが、両者はちょっと離れている。
チャオプラヤ川の南西部には、見るべきめぼしいものはない。
住宅地なのだろうか観光客は来ない。
そんななかを王宮を目指して、広い通りを北上する。
タクシン王の像があるウォンウィエン・ヤイのロータリーにでる。
地元のコーヒー店を見つけたので、お茶をしに入ってみる。
昨日の昼食を食べたレストランと言い、こうした店が成り立つようになったのは、タイの経済状態が向上したからだ。
そこで来週日本へ行くという家族から、日本の天候やwifi の状況を聞かれる。
残念ながらwifi の状況はタイのほうが進んでいる感じだ。
プロチャティパック通りを、なおも北上する。
やがてチャオプラヤ川にかかる橋にさしかかった。
大きな橋なので自動車専用かと思ったが、両側に歩道が付いており歩いている人もいる。
ボクも歩道を歩く。橋の下をたくさんの船が通る。
じつに様々な船が動いている。
それを見ているだけでも楽しい。
橋を渡りきると正面に寺院が見えるが、そこには行かない。
すぐに左折して市場の前を通って、王宮へと向かう。
王宮への入り口は判りづらいが、何とか判明する。
しかし、その前に腹拵えをしようと、街角のテーブルに座る。
建物の壁に沿ってテーブルが並んでおり、各自が勝手に座っている。
ボクも麺を頼む。
食事を済ませ、王宮に入る。
タイ人は無料、外国人は有料。
大勢の人たちが歩いている。
大きな寝佛が、大きな建物中でにこやかに微笑んでいる。
肌の露出が許されず、白人女性たちは腰巻きを借りている。
履き物もダメで、入り口で靴を脱ぐ。
そこでビニールの袋を貸してくれるので、その中に靴を入れて持ち歩くのだ。
寝仏の足の裏が面白い。
王宮のマッサージは有名なだけあって、大変な人気である。
1時間近くも待つとあって、早々に予定を変更してしまう。
どうもボクはマッサージにはついておらず、中国の昆明でも足裏マッサージを受けることができなかった。
中央の建物の中では、地元の人たちが集会を開いているようで、大勢の人の前で坊さんが演説をしていた。
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