バンコックの北バスターミナルは、当然のことながら高速道路に接している。
しかし、ターミナルへの導入道路が立体化されていない。
そのため方角によっては、高速上で対向車線へと、何度もUターンを強いられる。
高速上でのUターンは恐い。
これは工事中からかも知れないが、何とかして欲しいところだ。
また、バスターミナルに対して、バンコックへと殺到するバスの本数が多すぎるらしく、近所の路上にバスが時間待ちで停まっている。
急速な発展にインフラが付いていくのは難しい。
北バスターミナルはバンコックの市中からかなり離れているが、電車や地下鉄といった交通機関がない。
市内を走る路線バスがここまで伸びているだけだ。
外国人には路線バスは利用しにくい。
残念ながら、ボクもタクシーをつかまえて、市内へと向かうことになった。
今回予約を入れたホテルは、地下鉄サムヤーン駅の近くにあるマンダリンである。
あのマンダリンとは関係ないらしいが、マンダリンオリエンタル マネージド バイ
センターポイントというから、あながち無関係というわけでもなそうである。
すべて込みで5000円を切っていたから非常に安い。
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ホテルの窓から |
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このホテルには期待して行った。
マンダリンは有名だが、このマンダリンは知られていない。
そのため、タクシーの運転手も知らなかった。
ここだと辿りついた。
あれ見たことあるなーと思っていると、初日にホアランポーン駅へと歩いた道にあった。
外観が地味で中に人がいなかったので、まだ工事中の建物だと思って通りすぎた記憶がある。
車寄せに入ると、ドアーボーイが寄ってくる。
確かにホテルである。
しかし、エントランス廻りは設計したのだろうかと思うくらいに、高さと言い広さと言い中途半端な寸法である。
エントランスを入ってフロントまでの間に、10段くらいの階段がある。
何とも妙な空間の取り方である。
最近火事で半焼したのを改修して再開したという。
そのため、再開を記念した期間限定の特別料金だったらしい。
後日日本に帰ってから調べてみたら、6000円を超えていたから、お買い得だったのだろう。
ボクも老人になったことだし、今回は極貧の旅行は止めていた。
おおむね中級くらいのホテルに泊まっていたのだ。
そのかわり昔の旅でオリエンタルに泊まったように、最後の一泊を超高級ホテルに泊まることもなかった。
このホテルはスラー・ターニーのインターネットカフェで予約を取ったのだが、インターネットについて面白いことがあった。
それは後述する。
夜行バスで着いたので、チェックインの時間には早いはず。
7時前なのだ。
しかし、ID番号を見せると、追加料金も取らずに、何も言わないでチェックインさせてくれた。
新しいだけに設備も清潔である。
バスタブこそないが、広いシャワーブースで満足。
アメリカン・スタンダードの便器には、シャワーレットまで付いていて驚いた。
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