BTSの車体が見物だ。
バスと同様に車体全体に広告が描かれており、外からは窓がないように見える。
我が国の電車は、広告を車体の壁部分に描いているが、窓やドアには何も描いていない。
しかし、バンコックでは違う。
外から見る車体は広告しか見えない。
ドアはもちろん車体全部に広告が描かれている。
メッシの姿が車体全体に描かれ、ものすごい迫力である。
怪獣が描かれた車体は、赤い電球が目玉になっていた。
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メッシの姿は、車体の壁からドアにも描かれている |
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歩道で盤上遊戯に興じる男たち |
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外から見ると窓がないが、室内からはちゃんと外が見える。
これは目の錯覚を利用したもので、窓のガラスには無数の小さな点が描かれ、その点が着色されて広告のデザインになっているのだ。
外からは遠目だし外のほうが明るいので、外から見ると車体全体が広告の絵柄に見え、車内からはちゃんと外が見える仕掛けである。
車体全体に広告が描かれているので、車両の連続性が強調され、何だかウナギがうねって走っているような感じがする。
サラデーン駅で降りる。
BTSは空中を走っているので、駅から地上へ降りるのも階段を降りなければならない。
ここからホアランポーン駅を目指す。
あちらへ行こうか、こちらの道を行こうか、まごついていると発見しました。
マークルックをやっている男たちがいた。
BTS下の歩道で、建物の壁に身体をもたれかけて、盤上を見つめる男が2人いたのだ。
やっと発見という感じ。
しかし、先取りして言うと、今回の旅行では最終日に2組目を見ただけだった。
これから最終日まで、どこでも盤上遊戯に遊ぶ男たちを見ることはできなかった。
ちなみにこの男たちの遊び方は、路上に尻を付けるという古いタイプのものだ。
毎度のこと、男たちにそっと目で合図をしてシャッターを切る。
不思議なことに今まで写真撮影を拒否されたことがない。
カードや麻雀連中と比べると、その対応はまったく違う。
むしろ写真に撮られることを歓迎しているかのようだ。
なぜこんな雑踏の中で遊んでいるのか、もっと静かなところでゲームをすれば良いのにと思うが、どうしたわけか雑踏の中でゲームをしていることが多かった。
サラデーン駅からホアランポーン駅を目指して歩き始める。
途中で、「少年によるマッサージ」なる看板を発見。
バンコックならあり得る話だと思いながら写真を撮る。
ホアランポーン駅へは、ラーマ4世通りを西へ直進すれば良いのだけれど、これがなかなか着かない。
歩いても歩いても、ホアランポーン駅が見えてこない。
ホアランポーン駅はラーマ4世通りの右側にあるのだが、ボクはどうしたわけか左側にあるとばかり勘違いしていた。
駅に近づいてから、何度も聞いてしまった。
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