タイ南部への旅行記
2013.12.−記
第1日目 ソイ33通り ホテルがない いい食堂を発見
第2日目 単独行の買春男性 盤上遊戯を発見 ドンムアンへ ハート・ヤイへ
第3日目 厳しいハート・ヤイ 大遅延の列車
第4日目 スラー・ターニー 猿の椰子の実取り 豪華深夜バス
第5日目 マンダリン 見えない盤上遊戯 見えたチンチロリン
第6日目 カンチャナブリー 戦場にかける橋 バスのスピード競争
第7日目 バンコックの王宮 盤上遊戯を発見 最後が失敗
第8日目 別離の朝 雨中居のトップに戻る


第2日目−2  盤上遊戯を発見

 BTSの車体が見物だ。
バスと同様に車体全体に広告が描かれており、外からは窓がないように見える。
我が国の電車は、広告を車体の壁部分に描いているが、窓やドアには何も描いていない。
しかし、バンコックでは違う。
外から見る車体は広告しか見えない。
ドアはもちろん車体全部に広告が描かれている。
メッシの姿が車体全体に描かれ、ものすごい迫力である。
怪獣が描かれた車体は、赤い電球が目玉になっていた。
メッシの姿は、車体の壁からドアにも描かれている
歩道で盤上遊戯に興じる男たち


 外から見ると窓がないが、室内からはちゃんと外が見える。
これは目の錯覚を利用したもので、窓のガラスには無数の小さな点が描かれ、その点が着色されて広告のデザインになっているのだ。
外からは遠目だし外のほうが明るいので、外から見ると車体全体が広告の絵柄に見え、車内からはちゃんと外が見える仕掛けである。
車体全体に広告が描かれているので、車両の連続性が強調され、何だかウナギがうねって走っているような感じがする。

 サラデーン駅で降りる。
BTSは空中を走っているので、駅から地上へ降りるのも階段を降りなければならない。
ここからホアランポーン駅を目指す。
あちらへ行こうか、こちらの道を行こうか、まごついていると発見しました。
マークルックをやっている男たちがいた。

 BTS下の歩道で、建物の壁に身体をもたれかけて、盤上を見つめる男が2人いたのだ。
やっと発見という感じ。
しかし、先取りして言うと、今回の旅行では最終日に2組目を見ただけだった。
これから最終日まで、どこでも盤上遊戯に遊ぶ男たちを見ることはできなかった。
ちなみにこの男たちの遊び方は、路上に尻を付けるという古いタイプのものだ。

 毎度のこと、男たちにそっと目で合図をしてシャッターを切る。
不思議なことに今まで写真撮影を拒否されたことがない。
カードや麻雀連中と比べると、その対応はまったく違う。
むしろ写真に撮られることを歓迎しているかのようだ。
なぜこんな雑踏の中で遊んでいるのか、もっと静かなところでゲームをすれば良いのにと思うが、どうしたわけか雑踏の中でゲームをしていることが多かった。


 サラデーン駅からホアランポーン駅を目指して歩き始める。
途中で、「少年によるマッサージ」なる看板を発見。
バンコックならあり得る話だと思いながら写真を撮る。
ホアランポーン駅へは、ラーマ4世通りを西へ直進すれば良いのだけれど、これがなかなか着かない。
歩いても歩いても、ホアランポーン駅が見えてこない。
ホアランポーン駅はラーマ4世通りの右側にあるのだが、ボクはどうしたわけか左側にあるとばかり勘違いしていた。
駅に近づいてから、何度も聞いてしまった。

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