フエにあるトゥドゥック帝廟の奥の院の内部は、いかにもお寺らしくて静謐が支配している。時々訪れる観光客が破る以外、静かな空気が室内を満たしている。上の写真は、建物のつなぎと言ったらいいだろうか、渡り廊下言うには短い廊下だが、隣の棟から差し込む光が柔らかく壁に長げかけられられている。
古い寺を維持していくのは、なかなか大変だろう。観光客の落とす拝観料だってバカにならないに違いない。
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土足に歩かれて、床もすり減って良い味わいを出している。わずかな光しかないので、カメラブレを起こさないように柱にカメラを押しつけてシャッターを切った。その後、本堂に廻ると、そこは撮影禁止だった。しかし、警備のオジサンが、左官に写真を撮れと言う仕草をする。それに従ってシャッターを切ると、寄付を要求されたのだった。 |