香港再々訪
2010.3.10−記
第1日目 香港まで ペニンスラでワインを
第2日目 トラムの香港島 旺角と女人街
第3日目 飲茶後、ビクトリアピークへ 骨董街から高級中華へ
第4日目 最終日 雨中居のトップに戻る


第2日目−1   トラムの香港島  

 朝、ホテルのロビーに、8時に集合した。
さて、何を食べよう。
朝は、お粥だということになり、街へと出る。
香港の朝は意外に遅い。
まだ、店が開いてない。
ぶらぶらと九龍公園のほうまで歩いてみる。
すでに店開きした店を見つけて、入ってみる。

 あつあつのお粥を、レンゲでそっと口に運ぶ。
やや味が濃い感じがするが、充分に美味い。
ゆっくり食べないと、舌がやけどしそうである。
ボクの頼んだのには、内蔵のごった煮が入っている。

 店の人に、オクトパスの売り場を聞くと、Seven−Elevenで売っているという。
Seven−Elevenで売っていたのは、ちょっと違う種類らしく、MTRに行けと言う。
オクトパスはスイカのようなものだが、香港のほうがさきに導入されたらしい。
香港で上手くいったので、JRも導入したとか聞いている。

 地下鉄の乗り場に行くと、ガラス張りのブースで、オクトパスが手にはいる。
150香港ドルで各自買う。
さて、香港島へ行くのだが、地下鉄で行くか、スターフェリーで行くか。
観光客としては、やっぱスターフェリーだろう。
香港文化センターの中をとおって、スターフェリー乗り場へと向かう。
上環か、中環かまよったが、とりあえず中環行きに乗る。
オクトパスが使えるので便利。
トラムの窓から(同行メンバーが撮影)


 今回の旅は、とりたてて目的があるわけではない。
香港の空気を感じようと言うわけだ。
とすれば、トラムに乗らないわけにはいかないだろう。
Happy Valley行きの電車にのってみる。
トラムは後ろ乗り、前降りだけではなく、前乗りもあるようだ。
運転手さんが手招きする。
オクトパスをかざして、2階へと上る。

 廻りの風景を堪能する。
トラムから見える路地裏では、市場があるようだ。
誰かが、あそこに行ってみようといった。
直ちに下車。

 路地裏の市場をめざして、うろうろと歩いてみる。
市場がありました。
さっそく、探検開始である。
見たことのない果物を売っているので、買って食べてみる。
売り子のオバさんに食べ方を聞くと、包丁で2つに割ってくれた。
そのままかぶりついてみる。

 形は洋梨のようだが、水分が多く味は瓜ののようだ。
とりたてて美味いというほどではない。
同行のメンバーが、丸ごとのアヒル焼きを4分の1くらい買った。
直ちに、口中へ運んでみる。
照り焼きの味が付いた皮が美味い。
まるで夜店の買い食いのように、道の中央に立って肉切れをパクつく老人集団。
これも旅の醍醐味だ。

 帰り方向のトラムに乗る。
Kennedy Town 行きが来たので、終点まで行くつもりで乗った。
しかし、途中でお祭りをやっているようだと、たちまち下車。

 路地裏商店街の景気つけらしい。
すでに紙吹雪が舞ったあとが、路上にへばりついている。
金色の龍が動き出した。
前後ろに2人はいって、獅子舞のようだ。
屋台の屋根の先に菜っぱを下げておき、龍に食べてもらうと、商売が繁盛するらしい。



 龍はその葉っぱを食べた後、店の人に向かって吐き出すのだ。
すると、御利益があるというのだろう。
店の人は、幾ばくの祝儀を手渡していた。

 食べ物の振る舞いもあった。
プラスチックの折りに入った食べ物を、無料で配っており、同行のメンバーもお相伴にあずかった。
よくわからないが、何とも楽しい。

 もう一組の長い龍が、お出ましになる。
中には10人くらいが入っただろうか。
先行する玉をおいかけて、細い路地をのたうち回っている。
しかし、龍は路地を一往復すると、たちまち抜け殻になった。
そして、トラックに収容されて引き上げていった。

 また、Happy Valley行きのトラムにのる
上環も通りすぎた。
沿線の風景は、やがて、乾物屋街になってきた。
ここで降りようということになった。

 昨日の夕食に出たナマコが、メンバーの頭の隅を離れないのだ。
乾物屋さんをひやかして歩く。
とある乾物屋さんの前に、ナマコが水付けになっているのを発見した。
戻し初めて4日目だという。
乾物状態の3倍はあるだろうか。
一同、こんなに大きくなるのか、とビックリ。
ということで、ナマコを買い求める。

 尖沙咀(チィムシャッツィ)に戻って、昼食ということになった。
今度は地下鉄にのる。
上環でのって、金鐘(アドミラル)で乗り換える。
そして、尖沙咀で下車。
4時に集合ということで、一時解散である。
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